DISEASE INFORMATION

マレット指

マレットフィンガーはボールで指をぶつけた際に起き易い疾患です。

手指のDIP関節が自分の力では伸びなくなり、曲がったままの状態になります。



伸筋腱付着部の骨折・伸筋腱付着部での腱断裂など病態が2種類あり、それぞれで治療方法が異なります。

診断は問診・触診・理学所見の他、レントゲン撮影も必要になります。


主な治療法について


まずは保存療法が行われますが、手術療法(ピンでの固定)を必要とする場合もあります。

手術療法はピンで骨を固定する為、皮膚の外に突出したピンからの感染を考え水仕事はピンを抜くまで行えません。当院では、指先の皮膚内にピンを埋没させる治療法を行い、比較的早くから水を使う作業ができるように工夫しています。


固定装具について


保存療法が選択された場合は、個人の指に合うようオーダーメイドで固定装具を作成します。

放っておけばスワンネック変形と呼ばれる指の変形をきたすこともあり、早期の診断・治療が大事な疾患です。気になる症状がある場合、早い段階での受診をお勧めします。


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